99.99%が空気の最軽量金属!? | 有限会社白岩

先日タイヤ組合の賀詞交換会へ参加した際、
理事長からボーイング社が開発した『世界最軽量の金属』
のお話があった。

さっそく調べてみたところ【　マイクロラティス　】と呼ばれる
構造体で、内部が空洞になっている金属ポリマーチューブを
格子状にしたもので、９９.９９％が空気だという。
９９.９９％が空気？？？
はてさて？どういう事だろう。


タンポポの綿毛よりも軽く、フッと息を吹けば羽のように飛んで
しまう。

しかし、２５階からマイクロラティスで覆う程度の梱包をした卵を
落としても衝撃を吸収して割れない!?

つまり非常に強い圧縮性が有りエネルギーの吸収性に富み
最軽量でありながら硬化な金属だという。

空っぽの発砲スチロールのようなポリマー構造体は骨と同構造で
実は頑丈そうに思われる人間の骨の内部はほとんどが空洞で
蜂の巣のようになっている。そのためスカスカで重量がなく身体に
負担をかける事がなく、しかも衝撃を吸収しているのだとか。

５年後をめどにロケットに、更にその５年後には飛行機に利用
できるよう開発を進めているそうで、機体の重量を大幅に削減
出来、燃料消費を抑えられるので二酸化炭素の排出を。

今はまだコストが掛かりすぎるので実現は難しそうだが、
一般社会で使用できるようになれば様々な分野に期待できる。
自動車に使用されれば衝撃吸収材としても効力を発揮するし。